(有)オオシロインターナショナル

◆PROFILE◆

 掲載誌:報道ニッポン2010.6月号
 



長年建築業界一筋に歩み、国内外で数々の建築工事に携わってきた大城社長。そんな社長が設立した『オオシロインターナショナル』は、創業以来公共建築物や米軍施設などの設計・監理を手掛け、数々おn実績を残してきた。グループ企業である「沖縄増改築センター」「OIC21」とともに様々な角度から地位社会の発展に寄与する同社を具志堅用高氏が訪れ、社長にインタビュー!
★★★

具志堅 大城社長は、これまで建築業界一筋に歩んでこられたのですか。

大城 ええ。大学卒業後は大手総合建設会社に就職し、国内の様々な大規模案件に携わったほかアメリカの大学にも留学させて頂くなど、勤務時代には様々な経験を積ませてもらいました。そして、退職後は大手設計事務所のODA支援プロジェクトに参加・アフリカや東南アジア各国で公共工事の設計業務などに携わったんですよ。その経験を活かして立ち上げたのがこの会社なんです。

具志堅 御社では主にどんな業務を手掛けておられるのでしょう。

大城 地元・金武町における公共建築物を主体に、米軍基地関連工事の設計・監理を行っております。当社では見積もりから設計、書類作成までトータルに手掛けることができますので、「頼りになる」と役場の方からも非常に高い評価を戴いているんですよ。また沖縄にはコンクリートの建物が多いのですが、四方を海に囲まれ潮風の影響を受けやすいという土地柄、4〜5年で外壁が変色していまうんです。そのため当社にも外壁塗装の依頼が寄せられることが多く、それならばということで一般住宅の総合的なリフォームを手掛ける「沖縄増改築センター」を新たに設立しました。お陰様で、建築不況が叫ばれる中でも設計監理・リフォームともに絶えることなく依頼が寄せられています。

具志堅 その要因はどこにあるとお考えでしょう。

大城 やはり長年築き上げてきた信用ではないでしょうか。当社は創業以来、金武町に根差して様々な工事を手掛け、地域の皆様としっかりとした信頼関係を築いてきました。ですから、今では特に営業活動をせずとも様々な依頼が寄せられるようになりましたし、そういった地道な努力の積み重ねが今につながっているのだと思います。

具志堅 なるほど。人材育成で大切にされていることは?

大城 とにかく色々な経験を積ませることですね。何ごともそうですが、ただ頭で考えるだけでは身に付きません。自らの身体で経験することで初めて仕事を覚え、成長できるのです。たからこそ当社では未経験で入社したスタッフにも次々と仕事を任せるようにしています。

大城 現在、当社では建築業務のみならずパソコンスクール「OIC21」や英語・スペイン語・ポルトガル語の翻訳と通訳を行う「OIC通訳ボランティア協会」なども運営しております。今後ともこの地に根差し、様々な角度から地域社会に貢献していきたいですね。同時に、後進の育成にも注力していきたいと思います。(2010年3月取材)




 

企業名
一級建築士事務所
有限会社 オオシロ インターナショナル
建築設計/監理・公庫借入手続一切/米軍工事設計/監理・見積無料
所在地
沖縄県国頭郡金武町字金武6295番地1
代表者名
代表取締役 大城 將二
電話番号
TEL 098-968-2424 FAX 098-968-2505
E-mail
kin@oic21.com
掲載誌
報道ニッポン
PROFILE
代表取締役 大城 將二
沖縄県名護市出身。学業修了後、大手総合建設会社に就職し、15年間現場の総合管理役として責任ある仕事に従事する。その間には県費留学という形でヒューストン大学にも留学。平成7年、設計事務所への勤務を経て独立した。

発注先から絶大な信頼を得ている『オオシロ インターナショナル』は、建築設計といった主幹事業から米軍工事設計といった特殊な分野まで設計に関する幅広い業務を手掛けている。

記事全文
穂積 社長はこちらで事業を始められる前、海外で仕事をされていたそうですが。

大城 平成7年に大手設計事務所がODAを支援する目的で発足したプロジェクトに参加したことがあります。行き先はアフリカ、ラオス、インドネシア、シンガポール、フィリピンなどで、現地では公共工事の設計業務などに携わっていました。例えばインドネシアでは大学校舎の設計や農村開発に従事し、33万ヘクタールもの広大な土地に段々畑や砂防ダムを造る計画があるということで、設計のコーディネートを任されていたんです。

穂積 貴重な経験をされたのですね。現地での仕事はいかがでしたか。

大城 万全なプランを構築しないところには驚きました。日本で大規模な建設プロジェクトに入る場合は、いくつものプロセスを組み、きちんとした準備をしておく必要があります。ところが発展途上国にはそのようなプロセスはない。苦労を重ねましたが、そうした経験が自らのワークスタイル確立に役立ちました。

穂積 具体的にお聞かせ下さい。

大城 仕事の目標というのは全体像を把握しない限り見えてきません。プロジェクトに入るにあたって、まずは最終的な形を予測してプロセスを構築し、そこから不要な部分を切り捨てていく。権限の委譲が可能な部分については部下に任せ、自分は広域的な考え方でゴールを見据える。それが私のワークスタイルであり、現在の業務にも多分に活かされています。

穂積 今日までには大規模な仕事もたくさん受けられたそうですが。

大城 5年前にはマニラ国際空港の仕事に携わりましたし、国内では病院、映画館や発電所など大型プロジェクトに携わった実績があります。

穂積 御社の特長は何でしょう。

大城 発注先から信頼を得ている点だと自負しています。ですから、当社では特に営業活動を行わなくとも仕事の依頼があるんです。実績こそが仕事に結び付くのではないでしょうか。人並み以上に努力し長い下積み期間を経たからこそ、今の自分があると思っています。現在では、地域の公共工事もスムーズに受注できるんですよ。

穂積 人材教育にも傾注されているとか。

大城 コンピュータと英語の習得は絶対不可欠であると思っています。それも長い時間をかけて確実に習得してほしい。「努力に勝る天才なし」で、地道に頑張っていれば必ず芽は出ると思っています。今後は、既存の事業を安定させ、地域の皆さんのお役に立てる活動を行っていきたいですね。そして、いつかは世界中の貧しい子どもたちを救う仕事をしたいと考えております。



〒904-1201 沖縄県国頭郡金武町字金武6295番地1
TEL (設計部)098-968-2424 /(工事部)098-968-4420   
FAX 098-968-2505

E-mail kin@oic21.com


TOP | 会社概要 | 業務内容 | お問い合わせ | OIC GROUP
 Copyright© 2006 oic21.com All Rights Reserved.